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2013年2月18日 (月)

二千九百四十五: 再掲載(長崎の部屋から)

この記事は、2009年2月14日に掲載した、『二十七:長崎の部屋から』の再掲載です。
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二十七:     長崎の部屋から       

               2008年12月4日
                              
                                                       
骨休めで、自分の愛する街、長崎に来ました。
今の世の中は激しい流れです。
その激流から逃れるようにして、ハンドルを握って。

街の中に入りました。

暗い時間にホテルの部屋の中へ。
やっと下界と遮断されました。
熱いシャワーを浴びながら、風呂の栓をして、そのまま湯船につかります。
湯船にお湯がたまっていきます。
僕の身体から、したたり落ちる湯が、僕の心の中の日頃の雑念をも洗い流してくれるようです。
時の刻み、知らず。                                                 

今、部屋の電気も消して、ベッドスタンドだけを点けて、これを書いています。
時々、書き止めて、寝転がります。
静かです。
ナイフで切り取られた空間があります。
そこに、のっぺらぼうな時間が流れています。
無機質な時間、石英で作られたような時間が流れています。

全てのものをシャットアウトして、ひたすら、ひたすら、北へと僕の心が飛んでゆくように感じるのです。
なぜ、「北」なのかは、わかりません。
全ての生物の死に絶える場所。
かつて、フランケンシュタイン博士が自分の作ったモンスターを追い詰めた最果ての土地。
日本の長崎の場末の一室から北極へ。
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この辺で筆を置きます。

 

                坂本  誠  Yakei 

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