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2012年3月18日 (日)

千七百四十四: 『装甲騎兵ボトムズを見て』_No.7

こんにちわ。

千五百四十五:『装甲騎兵ボトムズを見て』_No.6」の続きです。
とは言っても、今日はどこかの作品を見ての感想ではありません。
『装甲騎兵ボトムズ』の音楽について語ります。

『装甲騎兵ボトムズ』は、戦争アニメですが、恋愛アニメでもあります。
ですから、戦闘シーンはそれなりに、勇ましい音楽が流れたり、激しい音楽が流れたりします。
しかし、キリコとフィアナが会話するシーンなど、実に切ない音楽が流れます。
そのどの音楽も素晴らしいと私は感じます。

「勇ましい音楽も良いな」と、思うのですが、私は切ない音楽の方が良いと思います。
恋愛系の音楽の方ですね。
しかし、恋愛ものとは言っても、キリコとフィアナは、ほとんど戦場にいます。
ですから、戦場の中の恋愛とは自然に悲しく切ないものになるかと思うのです。

このブログの読者の方でも、「頭の中で自分の好きな音楽が自動的に鳴る」という人はいると思います。
私の場合は、よく、この切ない音楽の方が鳴ります。

このテレビシリーズの『装甲騎兵ボトムズ』の作曲は、全編、乾  裕樹(いぬい  ひろき)さんが担当しました。
ですから、この乾  裕樹さんの感性は素晴らしいと思います。
また、乾  裕樹さんは男性だったのですが、戦闘の雰囲気の音楽を作るということは、比較的に、簡単だったかもしれませんが、戦場の中での恋愛を飾る音楽を作るというのは、ちょっと、難しかったかもしれません。

この『装甲騎兵ボトムズ』の前でも、日本のロボット物アニメの中で、ちょっとした男女の恋愛を描いている作品もあります。
しかし、この『装甲騎兵ボトムズ』は、テーマの中に明らかに男女の恋愛をすえているので、そのための音楽を作らないといけません。
ですから、切ないメロディの音楽が流れるわけです。
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最終回『流星』でも、最後にキリコとフィアナが冷凍カプセルの中に入って、未来の世界に向かって、眠りながら漂流の旅に出るわけです。
その時、やっと、本当にキリコとフィアナが安息の中で、未来への眠りにつくわけです。
周囲は宇宙の暗闇です。

その暗闇の中をキリコとフィアナが漂う時、背後の音楽に、切ないメロディが流れます。
乾  裕樹さんは、その切ないメロディの中で、ピアノを使いました。
ですから、暗い宇宙空間の中をピアノの音楽が流れるわけです。
キリコとフィアナの冷凍カプセルも、宇宙の中に溶け込んで行きますが、それと同時に、甘いピアノの音楽も闇に溶け込んでいくわけです。

ちょうど、そのピアノの音楽自体がキリコとフィアナの恋愛のようです。
キリコとフィアナの愛の心が、結ばれて、一つのピアノの音楽と化したようです。

そして、そのピアノの音楽はどこに流れていくのかわかりません。
また、いつまで、そのピアノが流れ続けていくのかわかりません。
キリコとフィアナのように。

「『装甲騎兵ボトムズ』の音楽は素晴らしいなあ」と思います。

乾  裕樹さん(1949年9月29日 - 2003年1月)、どうも、ありがとうございました。

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            『いつも  あなたが』    (エンディング主題歌)
                               
                               
    さみしい  ときも
    かなしい  ときも
    いつも  あなたが  めにうかぶ

    ひとりの  ときも
    あいたい  ときも
    いつも  あなたは  むねのなか

    とおく  はなれて  いても
    たとえ  わかれて  いても
    このよの  ひかりと  ともに  まぶしく
    あのひの  あなたが・・・・・・

                                作詞    :高橋  良輔
                                作曲    :乾  裕樹
                                ボーカル:TETSU Abcdef_4

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                坂本  誠

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