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2011年8月12日 (金)

千二百四: 金魚について

以前、『金魚』という詩を掲載したのですが、今度は、それのエッセイ版です。
人は、ともすると、どうしても、自分を大きくて立派なものと勘違いしやすくなるかと思います。
人間をよく見ると、どうみても、やはり、地球の上の小さな一点です。
大宇宙から見ると、極微の一点でしょう。
人が、自分を大きくて立派なものと勘違いすると、そこから欲が生まれてくるのですね。

確かに、人一人自体は大変素晴らしいものと思います。
自信も持たないといけないでしょう。
しかし、人は同時に、謙虚になるために、自分を慎ましく、小さな存在だとみなさないといけないかと思います。
私の場合は、そんな言葉を使わずに、以下のイメージを浮かべた方が良いのではないのかと思います。
人が自分で自分のことを金魚になったイメージを持つことです。

金魚になった自分を想像するのも、とても面白いことでしょう。
何も考えずに、周囲の水に抱かれて、安心するのです。
複雑なことを一切考えずに、ぼんやりと金魚になった姿を想像して、人は安心できるかもしれません。

また、どんなに、いかつくて、ごっつい男性でも、もとはと言えば、女性のおなかの中で受精卵として十月十日育つわけです。
だから、いかつくて、ごっつい男性でも、自分を生んでくれるお母さんのおなかの中で育つには、それこそ金魚のように小さくないと、とても、お母さんのおなかの中で生活することが出来ないわけです。
だから、どんなに、ごっつい男性でも、自分を金魚のような存在だと思わないと、「母という女性の身体の中で育ちたい」と、いつか考えたとしても、そんな金魚みたいに自分が小さくならないと、自分の母となるべき女性の中に受精卵として入れないわけです。
だから、男性だけではないのですが、女性も「自分は金魚みたいに小さな存在だ」と思った方が良いかと私は考えます。

そんな感じで、「自分は金魚だ」というイメージが湧くと、地球という母に優しく抱かれているシーンも思い浮かべることが出来るかもしれませんね。

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            金魚            

    金魚は小さくて  かわいい。
    だから、誰からも
    「かわいい。かわいい」
    と、ほめてくれる。
   
    だから、金魚の心は安らいでいる。
    だから、
    金魚は水の中で
    眠れる。
    まるで、宇宙を浮いているかのように。
    金魚は深く安らいでる。
   

               
                坂本  誠

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