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2010年7月14日 (水)

五百十五: 生きる喜び

パブロ・ピカソの絵に『生きる喜び』という絵があります。
絵の詳細は下のURLをクリックして下さい。

http://pds.exblog.jp/pds/1/200611/15/48/a0091348_735015.jpg
この絵は1945年から48年の間に作成されたとあります。
つまり、第二次世界大戦が終わった後に描かれました。
私はこの絵が好きです。
絵画の手法や描かれているモチーフがどうだと言うのではありません。

ただ、この絵を見ていると、ピカソの穏やかな喜びが伝わってくるような気がするのです。
牧歌的な光景が描かれています。

有名な『ゲルニカ』は第二次世界大戦前に描かれました。
白と黒のツー・タッチのみで描かれています。
画家の心がそのまま塗り込められていると思うのです。

しかし、『生きる喜び』の方は戦争が終わったからか、静かな喜びが塗り込められているような気がします。

生きていて、生きる喜びを欲する時があるものです。
生きていて楽しい時。
それは、やはり幸せな時です。

躍動感溢れ、勇気がみなぎり、そして、また「再び、ちから強く生きていこう」という前向きな気持ちになれる。
その『生きる喜び』を得られている時とは本人が幸せな状態かもしれませんが、他の人は不幸な状態かもしれません。
しかし、その『生きる喜び』を得られている時というのは、少なくとも本人の願望がかなった時でしょう。

一人ひとりの『生きる喜び』、つまり、目標ですが、多くの人にとって、それは違っていると思うのです。
だから、人は不幸な状態が多いと思うのです。

ただ、私が思うに、清澄な青空を見ると誰でも心が清められて、それこそ晴れ晴れとした気持ちになれると思うのです。

この世に生きる人が60億人だとすると、その60億人の人のそれぞれに目標が違っているかと思うのです。
だから、60億人の人、全ての目標が一つだと、それがかなえられた時、60億人の人の全てが幸福感を感じるかと思うのです。
ピカソが、『生きる喜び』を描いた時は、多くの人々が「戦争が終わって欲しい」という多くの人の目標がかなえられたかと思うのです。
ですから、多くの人が生きる喜びを得られたでしょう。

今は梅雨で激しい雨が降っています。
晴れ晴れとした青空を見ることが多くの人にとっての生きる喜びになるかと思うのです。
太陽の美しさと青空の美しさに人の心が癒されるかもしれません。

         坂本 誠                           

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