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2009年6月27日 (土)

百三十三: 麻雀

麻雀は本当に奥行きが深くて、面白いゲームだと思います。Img7d9269f54dc2
「大金を賭けている悪のゲームだ」という感じになったらダメでしょうが、不思議で、かつ楽しいゲームです。

最近では「健康麻雀」と言って、金銭を賭けずに老人ホームなどで娯楽として用いられているらしいです。
と言うのも、頭を使ったり、手を使ったり、仲間で楽しむので認知障害を妨げます。
だから生活技能訓練の一種として、また治療の一環として、福祉施設や介護施設に導入されています。
人間は多少の刺激と競い合いの気持ちが治療には必要とされるからです。
人の安静のみが人の治療に有効なわけではないのは多くの人が知っていると思います。

しかし、やはり麻雀の醍醐味とはそのゲーム自体が全く人生の縮図みたいなものだと言う点にあると思います。
頭を使ったり、知恵を使わねばならない。
ないしは経験が必要です。
そうかと思うと、麻雀で全く経験や知恵が勝利のためには役立たない時もあります。
それだけではなく、勝ちに向かわず、積極的に「オリ(負け)」に向かわなくてはならない時もあります。
ツキというのもあります。
俗に言うツイている時は苦労しなくても、どんどん勝ってゆきます。
又、ツイていない時はあらん限りのちからを使っても勝てません。

麻雀は人生そのものと言っていいぐらいです。
つまり、一人の人間に課せられた運命と努力と出来事です。
普通、麻雀は4人で競うから、「卓」と呼ばれる世界の上で4人の人間の世相が交錯するのです。
「人間のようなゲーム」と形容するしかないです。
不思議なゲームです。

         坂本誠

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